あのころはっ♬

子供の頃、道端やホッタラカシの
土地には木切れなどが散乱して、
それを集めては小屋を作り、
秘密基地のような感覚が遊びだった。


こんな話に夢中になる年頃だ、


土管も、空き地に多く置かれていて
木で囲えば立派な住まいになる。
鉄筋の枠組みなんかもあったなぁ・・
台風が来るとなると、板切れを探し
ガラス窓に打ち付ける。


焚火がブームだけれど、一斗缶に
数か所の穴を開けて其れらの木切れ
で焚火をしても、警官や消防から
注意を受ける事も無い時代だった。
御飯を炊くのも七輪で焚火後に炭の
ように木切れを使って炊いていた。
プロパンが普及し始めた時代かな。


釜で炊き、温かい味噌汁、納豆、
冷えた身体の冬の季節、
寒い朝には格別な食事となった。
薄っぺらい金属の電気釜が出来た
のは驚いたものだった。
時計を合間に繋いで時間になれば
釜に電気が繋がれ、
目覚めた頃には炊けている。
家庭電化製品は日毎に進歩する。


今では土管など見かけた事が無いが
あの時代は下水とかの工事に備えて
いたのかな?
墓掃除帰りに当時の場所辺りを通り
かかったが、所々の区画に面影を残
しながらも、建物が変わっている。
そりゃ、当然だよね、
ただ、昭和35年に逝った父と自転車
に乗っての親族宅からの帰りに、
照明の暗いパン屋で、アンパンを買
った店の連棟建物は、今だに在った。
業種は変わっているけどね。

あの頃に戻り、
失敗の経験や、時々の間違い
だけは是正して置きたいから、
もう一度やり直してみたい、
とも思うけれど・・・


まっ、もう、いいか・・・
とも思う。




煙が目にしみる / プラターズ

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