沢木耕太郎

書いていたのにUPを忘れて
いたのを、一筆啓上。


好きな作家に、沢木耕太郎は
外せない。
1960年日比谷公会堂の壇上に
立ち演説をしていた
社会党委員長、浅沼稲次郎に
飛び掛かるように迫り刺殺し
そして数日後の留置中に自殺
した17歳のテロリスト。


あまりにも常軌を逸した事件
を追った一作を勧めた雑誌の
書き手は女優の秋吉久美子。
亡妻の医療大の同級生に秋吉
さんの中高生時代の同級生が
居て、常に本を読んでいた人
だったらしい。
勧める一作が「テロルの決算」


それを見て沢木さんを知り、
彼の報われない境遇にいる人
を追う感性に魅了され読者に
なった。



そんな沢木さんの新作に、
「天路の旅人」が10月に出版
されている。


第二次大戦末期、敵国の中国
大陸の奥深くまで「密偵」と
して潜入した実在の人物、
( 2008年に一生を終えている )



敗戦後もラマ僧に扮したまま、
幾度も死線を彷徨いながらも、
未知なる世界への歩みを止め
られなかった。
とある。


何年か前、大阪のラジオ局に
来て、ボクもいよいよ三十路
になりましてね、
なんてことを言っていたのに
そんな沢木さんも75歳・・・


毎年、放送されている今年分。
沢木耕太郎~
ミッドナイト・エクスプレス 
天涯へ 2022~👇

75歳にして、この若々しい感性の
話し方が彼の人柄を表している
ように思えます。
この仕事を誠心誠意を尽くそうと
している電話での接し方とか、
いい先輩だと感じます。

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