ひとの、ものがたり


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TVがつまらなくなったと
言われだして長いけど、
結局は自分との世間のズレが
あるってことが原因で、
自分との「違い」なんだろうと
思う。
おもしろく無いならおもしろい
手立てを他に求めるのが生きる
上での常套手段であり、あ~だ
こ~だと愚痴っていても始まら
ない。
とは言え、すべてが面白く無い
わけでは無い。
多くの視聴率を稼げるのは無理
としても、社会の片隅に蠢く人
の様子を見つめようとする誠意
も有るってことを見落としては
いけない。
すべてを否定することは自身の
感覚を偏らせて狭くするだけだ。
盗っ人にも五分の理、三分とも
言うか、相手に対して全面的な
否定は間違っている。


素晴らしい番組も必ずある。
昨夜、BS4に人を追った興味
深い番組があった。




=番組表から引用=
【文化庁芸術祭・優秀賞受賞作品】
古書に挟まっていた1枚の通信簿。
戦後、別府に生きた少女のものだった。
消息を辿ると、
もう一つの日本の戦中戦後史が
浮かび上がった。


番組詳細
【旅人】三浦透子(俳優・歌手)
【ナレーション】仲村トオル(俳優)


引き揚げ者としての経験談
山田洋次(映画監督)、
加藤登紀子(歌手)、
秋吉敏子(ジャズピアニスト)


画家ゴーギャンの古書に1枚の
色褪せた通信簿が挟まっていた。
それは、昭和23年、
別府市の小学6年生の少女の
ものだった。
番組は少女探しの旅に出る。
それは歴史に埋もれた日本の
戦後史をひも解く旅の始まりだった。
 少女探しの旅から見えてきたのは、
日本の歴史の中で置き去りになった
「地方」「市民」そして
「女性」の戦中・戦後史。
今回の舞台となる大分県別府も
また同じだった。


戦後、人口密度日本一を誇った
温泉都市・別府が担った、
戦中・戦後の驚くべき役割とは。 
 そして、引き揚げ者は
どのように日本へ戻り、
戦後どのように生きてきたのか。


これまでにない、
もう一つの日本の戦後史が
浮き彫りになる。 
 令和4年度文化庁芸術祭テレビ・
ドキュメンタリー部門
優秀賞受賞作品。



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要するに、
画家ゴーギャンの私記
なる古書を通販で求めたところ、
戦後間もなく昭和23年の小学生
の通信簿が挟まれてあった。
全てが優れた成績の優だったに
も関わらず担任が感じた人物評
は、人に馴染めない孤立感が漂
っている、とある。
是非、連絡を取り本人に返却を
したいと、長年を経て生存さえ
不確かで困難な調査を始める。


大陸からの引き揚げ者である事
もわかる、少し近づいては離れ
ることを繰り返して、少しずつ
明かりが見えてくる。
やがて息子さんや親族の存在が
わかる、そして・・東京で母が
存命で施設に居る事が分かる。


コロナ問題で会うことが難しい
かと思われたが、しばらくして
許可も出て実現する。
調査を始めて6年後だった。


90才を超えた辺りの御年齢、
ゴーギャンを好んだことで判る
明朗快活な人だった。
私は男にモテたけど、同性には
嫌われたと明るく笑う。
また再婚の際には息子さんに
婚姻の保証人になれと言う方^^
大変だった引き揚げ者としての
戦後の時代を生き抜いた、
強さが溢れる健勝な方でした。


ジャズピアニストの穐吉さんと
同時期に別府に居られたんだな。


舟を編むは再放送で観るとして
二時間近い追跡ルポに見入りま
した。
と、言っても、
それのドコが面白い?なんて
感じる方も居るだろうけど・・、
まっ、世の中は・・そんなもん。
善し悪しを絡ませるのは間違い。




養老さんと善晴さん
父親の土井勝さんは戦艦大和に
乗った経験もある方で気難しい
方と評判だったけど、次男坊の
善晴さんは気安い方のよう。




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