屋台の風景

これも好きな番組、
ドキュメント72時間
「名古屋 ラーメン屋台の冬物語」


名古屋大須の一画で元中華店主が
高齢になり店を閉じてから、
好きな時代劇を観ていたら
雪の降る中、屋台で蕎麦を食べる
場面に触発され屋台の出店を始め
られたとか。
自分も正月に忠臣蔵から雪が
観たくなり夜行に乗り金沢まで
出向いたことは書きましたが^^


市井の人たちの下町風景というか
そんな一面を垣間見る感じで進む。
下町の人情風景とか早計な勘違い
をしてはいけない。
そういうものは時間をかけて持続
するもので無ければいけません。


嘘をつくとか、いいカッコをする
一時的な場面で粉飾、物語を作る
タイプも現実に居られます。
こういう所に人が集っている、
それだけで、いいのです。


寒気の中で温かい麺の湯気が立ち
ひとが穏やかな表情を見せる。
それだけで十分じゃないですか、
そこに人情、人のふれあいとか
想像のイメージをふくらませる
のは勘違いのもと。
事実だけをみればいいのです。


常連の客が出張帰りだと土産を
手渡すところもホッコリする。
あげると、缶飲料を店主に手渡す
場面もイイ。
其の場で遭遇し合う、カップル
また会おうね、
私、東京に転勤で来れない
でもコチラに来た時は連絡するね
そんな言葉が行き交うのもイイ。


ひとときの楽しみを続けるには
冷たい夜風に晒されながら、
温かいもの、ぬくもりの有難さを
感謝と転換できる自身の感性に
委ねられるんだろうな。


あちらこちらの感動を拾い集めて
気軽に簡単に感動する尻軽さを
改め、自身を見つけ出す落着きを
持たないと薄っぺらいものでしか
無いと思う。





In The Middle Of A Kiss

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