ボソボソと呟き

明っかるい陽射し・・・
此れからの季節は大好きで、
朝方の4時台から日が昇る
一年で最も好きな季節。



ヘミングウェイに
「日はまた昇る」
なんてあったけど、


時代が過ぎ時代が巡る
大地は永久に微笑む
日はまた昇り沈んでゆく


彼のノーベル賞受賞を激しく
反対したフォークナーにも
「八月の光」では、
太陽が照りつく眩しい道路を
只管に妊婦を歩かせる。


若い頃に書店に行くと商品棚
の文庫には翻訳物が多く、
大久保康雄訳とか、
フォークナーでは、加島祥造
など、英米翻訳者が多く他国
の翻訳本よりも多かった。


米川正夫を代表にロシア文学
の翻訳家は少なく明治生まれ
の文体で古めかしく、ドイツ
文学では高橋健二か・・・


中央公論社が世界文学全集を
60年代に出した時、総てを
昭和生まれの翻訳家で統一と
したのは画期的だった。
新進気鋭だった、池田健太郎
さんも早世だった。
彼は仏文の出なのにロシア語
は出来たのかな?
仏語翻訳されたロシア文学を
日本語翻訳される方も居るが。


いつの間にか、翻訳文学本は
今では片隅に追いやられ、
日本作家が席巻している。
ハヤカワとか創元社のミステ
リー本も昔は多かった。
詩集も驚くほど多かった。



全集モノとなると価格が安価
でも400円台だったけど、
やがて、集英社が290円の
世界と日本文学全集を出した
のも文化に寄与したかと思う。


今では売れないし、紙は高く
なりと、出版社も大変な時代、
ポンポンと検索で探す労力も
少なく探し出せる。
便利でもあるし、ある意味では
失うものもあるだろうな。


そろそろ、本棚の奥にある本を
始末する頃になったかな・・・
とりあえず、手の届く辺りを
数冊引き出して記念撮影^^

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