厳しくてツラい

就寝中の何時ごろだったかな?
ふと気がついて「掛布団が要るな」
そう感じて、また寝てしまった。
大きなタオルケット1枚で過ごした
今夏でした。
今年の夏が過ぎてゆきますね。



以下は御注意。
善い気持ちに成れない内容です。


無作為に引き出した新作円盤映画。
長澤まさみの「ロストケア」



ロストケア 予告編


凄まじい現実を突き付けられた内容
でした。
自分が将来に人の世話にならなきゃ
ならないなら、注射一本で命を失く
してくれる方に「感謝」します。


命が大事と言いながらカネがあるなら
施設に預けて都合の良いときに会いに
行く、面倒はカネで処理する。
カッコ良く身ぎれいにして、
命が大事とか言ってられるだろうけど


自分が親の世話に追いかけ回されたり
して職を失い収入を無くし、食べるの
にも事欠くようになれば、
「この命さえ亡くなれば」
「この現実から助けてやりたい」
と考えたとしても誰が責められるのか。


いやいや、大変な介護経験も無く、
半端な正義感等で容疑者とされている
松山ケンイチを責められるでしょうか。


分らないのは、苦しめられて自分を
失っていた戸田菜穂子が裁判で父を
返せ!と叫んでいたけど現実を見ると
彼女は「助け」られている。



命が大事、は十分に理解している。
だが、自分が此の被害者となった場合
松山に「感謝」する。
その立場で語っている。


よく聞く話だが、葬儀の際に大変な
面倒を観た親族が騒がず、
遠く離れた日常を知らない親族が泣き
喚いている。
どれだけ大変か、それを知らずして
語れない事もある。


未だ先の事だろうけど、(どうだろ?)
自身をコントロール出来なくなれば、
私は此の世をすぐさま去りたい。



原作は葉真中 顕 著の「ロスト・ケア」


御立派な反論もあるだろうけど、
その思いを介護現場を職として
現実の中で生かしてくれれば良い。
理想論など語って満足して無いで
ひとつでも解決する現場に身を置く
べきでしょう。
1日働いて幾らで職とする人よりも
命が大事との思いで職とされる方が
相応しいだろう。
時折の暴力事件などは
「この仕事しか無かった」
で就業するのが多いのでは無いかな。


耳障りの良い言葉を並べていれば
其の場は丸く収まる。
現実は当事者に任せて幸福論を語って
いれば善いひとだと思われる。
知らずに居る事が、どれだけ幸せか。


嗚呼・・・
日曜だと言うのに重い内容だった、
ごめんなさい。
書いていて、つらかった
厳しい映画でした。

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