映画を一席

全国各地の自然災害が
収束しますように。
こんなことを書いた所で
実のあるものでは無いけれど
只、ただ・・・願うばかり。


久しぶりに映画の話題を一席。
「英雄の証明」


映画『英雄の証明』公式サイト👈


イラン映画です。
知人と共に事業を始めようとした
ものの資金を持ち逃げされた不運
な男。
別れた妻の義父から借りたカネ・・
返済できないから訴えられて収監
される。
罪の程度によるのでしょうか?
数日の休日を与えられてシャバに
出る。
待ち構えてくれていた恋人、
彼女が拾ったバッグに金貨が数枚。
これを換金し返済金の一部にしよう、
と目論みますが相場が低く、
望むほどの金額にはなりません。
止めて、やはり落とし主に返そうと
したら、私のものだと名乗り出る
女が、預けた姉の所に取りに来る。


何故、警察に届けなかったのか?
届けていれば映画は成り立ちません。


良かった良かったと金貨入りの
バッグを渡してしまう。
ドコのダレかの証明も得ず・・・


この話が善行だと周囲が騒ぎ出し
マスコミに取り上げられて
一躍、時の人になります。
慈善団体も動きまして寄付を募って
彼の借金返済に協力してくれる事に。
不運から一転して順風満帆に転じた
・・・・・
かのように思えましたが・・・


ドコにでも居る
他人の幸運を妬むとか、
それホントの話しなのか?
巧く考えたウソ話しだろ・・・


事の真偽を証明すれば疑惑も晴れ
るけれど・・・
ドコのダレかも確かめずにバッグ
を渡してしまって名乗り出るのも
居やしないとなると困ったことです。


本人に此の騒動を起こす気は無かっ
たけれど周りが善行だと騒いで話が
大きくなったのに、困った事に成っ
たぞと掌返し。
寄付金は渡せませんなんて流れにも。
元々、市井のフツーな男です、
自棄になったりして騒動を起こす
其の度に印象が悪くなる。


英雄の証明とのタイトルですが、
拾ったバッグを落とし主に返した
程度で英雄とするにはムリを感じ
ます。
さて、其の後がどう転じるかは
それはアナタ、観ての御確認。

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