たそがれ流星群

大リーグの新しいルール改正、
試合の所要時間を短縮する為
らしいけど・・・
淡々となって息を吞む場面が
薄れるのでは無いかと・・・
ワタクシメは反対。
今朝はエンゼルスが勝ったが
昨日のような負け方は野球の
楽しみが全壊する。
投手力が課題のエンゼルス。


新しいランドセル姿を見掛け
る季節・・・
下校時に子供達の様子も様々、
群れてじゃれ合いながら笑い
合っているのも居れば、
独り黙々と歩くのも居る。


不思議と人が集団となると
似たモノばかりでは無くて、
キャスティングされたように
タイプ別に分かれますね。



1995年に始まった人気コミック
黄昏流星群 ➀ 不惑の星



銀行支店長として実績を上げ
やがては本店に呼び戻されて
確たる地位を得る、
それを生き甲斐としていた男、
しかし目論見から外れ出向を
打診される。


まさか俺がと失意にいるとき
に見たスイス・アルプスへの
旅に気が惹かれる。
リストラされると聞いた妻や
娘は世間体を気にするばかり。
一気に生き甲斐を無くした男
は迷うことなく旅に出る。


ホテルに着き、さあマッター
ホルンに上がるぞとロープウ
ェイ三台を乗り継ぎ所要時間
50分を要して3800mに上がる
のだが、


料金所に行くと頂上は吹雪で
不安定な気候ですがと言われ
気が怯むが、
「自分一人?他に乗客は?」
と尋ねると日本人の婦人客が
一名らしい。
見ればストライクなタイプで
迷うことなく乗ると積極的に
なる。
乗り合わせたものの、頂上は
告げられた通りの悪天候。
乗客も二人なら運航中止に
しろよって・・・



観光どころではなかったが、
二人は話が弾む。
聞けば、同じホテルに宿泊。
ディナーを御一緒に・・・
当夜、男の気が急き女は早朝
にホテルを退去する。
同じ国とはいえ、名前のみで
何処に住む人なのかも分らず
これで終わったと自分の拙さ
を後悔しながら旅を終える。


やがて、半年後、
抜け殻のような失意の毎日に
居た男は取引先の社員食堂で
食事を終えた後、賄い婦の
誠子と再会する。
女は驚き其の場から逃げ出す
が、やがて気が落ち着き男の
説得を受け入れ、夜の食事を
共にする。
女と男は、其の後に結ばれる。


物語は取捨選択、語るまでも
無いことは省かれ要点のみを
繋がせてゆきます。


やがて、女が身籠る。
そんなときに彼にリストラを
命じた上司が転任され後任が
人事の見直しをしたところ、
業績に反し君は不当な扱いを
受けていた、本店の営業部長
に転じて欲しいと意外な喜び
に好転する。


作者の弘兼さん、沈ませたり
浮かせたりさせながら物語の
起伏を書き進ませます。


栄転だが、
さて誠子との仲はどうする?
不倫には、よくある話です、
誠子は身を退き店を始め自立
することとなる。


ところが娘の結婚式も終えた
後に、男は嫁から離婚すると
告げられます。
誠子との仲もバレていた。
栄転から取締役への甘い期待
が誠子との仲を終えたつもり
でいた。
都合の良い男の解釈、
突然に妻から告げられた離婚。


何もかも失ったような思いで
自分を見つめ考えた結果・・
世間体を気にしながら生きた
此れ迄が総て崩壊した、
最後の残り少ない年月を送る
には、身勝手過ぎるだろうが
職を棄て誠子と生きよう、と。


こんな男を受け入れてくれる
誠子は女神のような存在ですね。


と、人気コミックの第一話、
拙いダイジェストでした。

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