胸の振り子／石原裕次郎

ゴマ豆腐って売れないのか
探してみると無いもので、
昨日の店で見つけたんだけど
安価で止めようかとも思ったけど
どんなものかと一つだけ・・・
充填なんだろうな、取り出すのに
四苦八苦、当然ゴマ味だけど
ゼリーみたいだった。

某サイトで小～中学校時代の方と
知り合ったのは、いつだったかな？
まったく記憶がトンでいて知らない
方だと思っていたのに同級生だった
となる成り行きで・・・
其れも共通の知人、
近所のオッチャンやオバチャンの
消息が話題となるから増々と驚いた。

好きだった学級委員の住まいの前を
行ったり来たりしていたという乙女
心の吐露を聞いたときには、
お互い笑い合って酌み交わす酒も
美味かった。
結婚した相手はデザイナーで、
多くが知っている商品のパッケージ
デザインを担当した時もあったとか。

小学校時代に空前の切手ブームが
起こり、発売される朝に郵便局で
買って学校に戻り教室に入ると
授業が始まっていた、なんてことも
あった。

給食を食べ残して休み時間が終わり
教室に戻ると、机の上に食器があり
前田女先生が全部食べきれと言う。
みんなが注目する中で、
指で食べきったことがあった。
中には笑い声を立てる者も居て、
「笑ったるな！！」と諫めた発言を
してくれるのも居た。

其れ以来、出されたものを食べ残す
ことをしなくなった。
社会を学ぶ機会なるものは、
何処彼処にある。
そのときの指導が正しかったのかは
どうなんだろうな？
ウ～ン自分の間違いと認めておこう。

大型犬を飼っていた頃が有った。
父の余命が短いとなったとき転宅を
する際に、その犬がどうなったかの
記憶が全く無い。
転宅先で寝るような時間に、
母に叱られた口惜しさから外に出て、
独り居ると、野良犬が寄って来て
尻尾を振り振り、顔をペロペロと
舐めてくれた。
おまえとオレは一緒の独りだとでも
感じていたのだろうか？

その地域に行くと当然にすっかりと
様子が変わっている。
そうだよ、同級生が言ってたように
オレだって、好きだったコの住まい
を知っていたんだ。
今は取り壊されて企業の敷地になっ
ている。