ひとは りゅうせい

名を出す許可を得ていないので

伏せるけど「黄昏流星群」を

楽しみにされているとの記述を

見て、そういえば佐々木蔵之介

でドラマにもなった記憶があり

昨日、
大阪本町から歩いて心斎橋筋を
歩いた流れの書店で見つけた。

弘兼さんなら人気作家だわな、
とりあえず、三巻まで・・・
で、昨夜に風呂の湯の中で、
一巻を。
主要銀行の支店長さんが出向の
打診を受け、失意のままスイス
マッターホルンを見る為に独り
旅行に出た先でバツイチ独り旅
の誠子と出会う。
それ以上の進展はなく帰国した
東京で偶然に出会う。
物語です、都合よくできている
のでございます。


やがて深い仲になるお決まりな
進展、男が書く物語は男に都合
よく書かれて来た歴史を踏襲と
あいなるのでございますが、
世間体にこだわる長年の妻から
愛想をつかされて別れる流れで
すが、なにもかも棄てて一から
やっと出会えたと思える女との
これからの生活に本来の自分を
見つけることができたとしての
閉じ方は、清々しさを感じます。


中年女が、エーンエーンと泣く
描写などには退いてしまうけど
確かに面白く楽しめました^^



話題が変わって、
長く開かなかった文庫を手にし
たら、こんなのが出て来ました。

母の晩年、食事の支度は自分が
勤めの帰りに寄って用意して
いました。
某日、胸騒ぎというのでしょうか
ただ、そういう気になったのか
何故なのかは分からないんだけど
勤務を昼までに終えて、
駅前のスーパーで買い物をして
母宅に行ったンですね。


そしたら、住まいの中で母が
倒れていました。
救急車を呼び、走行中に係員の
方が行き先の病院に何度も問合せ
をする、
ところが年齢を言った後に、
断られる。
そんなことを繰り返しながら、
警察病院に居られた院長の病院が
受け入れてくれて・・・
10日後ほど打つ手の無い治療甲斐
なく逝きました。


母の食事に関する最後の買物だった
レシートですね。
薄っぺらい紙一枚が20年近く過ぎた
昔を鮮明に思い出させます、



この歌の動画に映る大人達の様子に
時代を感じますね。
西郷さんを見上げる男の子が自分の
ようなも感じます。
東は信州善光寺までで母の手を取り
東京には連れて行ってやれなかった
それが自分の後悔です。
陛下ばんざーい、そういう感覚は
皆無だけど、元気に働いていた若い
時代の流行歌を現実にしてやれなか
った、そういう思いです。


今では息子が東京住まいですが、
この歌を聴いて泣ける自分を見て、
息子には意味不明な感覚になるので
しょうね。
あまりにも変わってしまったニッポン。



Lee Morgan - The Sidewinder

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