DVD「プール」

映画「プール」のDVDを買う。
もう手元の品を減らす方針で
いるけれど、
偶には気晴らしと、
ついつい、ついつい・・・
小林聡美と、もたいまさこの
映画は時の流れが、ゆっくり
流れる感じで、とても良い。
荻上直子監督の映画かと思っ
たら、大森美香だった。


「理由なんて愛ひとつで十分だ」
これが映画のテーマだとか。
家庭を棄ててタイのチェンマイ
に移住した小林の住いに実娘が
数日の休暇でやって来る。



感動的な再会でも無く、
「あら、来たのね の母
数年ぶりの母との再会なのに
素っ気ない娘には子供を棄てて
出て行った母に疑問しか無いが


穏やかなチェンマイの空気に
馴染み始めると、その蟠りも
ゆっくりと薄らいでゆく。


北野映画で威力的な存在感を
示している加瀬亮だけど、
小林聡美、もたいと触れると
一転して柔らかい役どころに
染まっているのが面白い。


特典映像で小林が、
「岐阜県って、どの辺り?」
なんて天然に共演者に問って
いる。
関西人が茨城と福島は、
どちらが北にあるの?に
似ているか・・・


年々と時の流れが早く感じる
けれど、この映画の流れでは
プールの水面のように穏やか
で、波乱に慌てることも忘れ
てしまいそうになる。


気持ち一つで穏やかになれる
なら、
そのようにコントロールする
術を心得ておかないと自傷の
行為に成りかねないよね。

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