名文とJAZZ

祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久しからず、
ただ春の夜の夢のごとし。
(平家物語)


山路を登りながら、
こう考えた。
智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通とおせば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
(草枕)


いっとき、声に出して読む
とかが話題になったけど、
これなんか、聴いていると
ゾクゾク感が高まります。
平家物語と漱石・草枕の冒頭
凄いですねぇ、高名な冒頭文。


今朝、BSで放送されていて
画家・安野光雅さんが草枕の
舞台、現在の熊本県玉名市
天水町辺りを訪ねて居られた
けれど、
度々漱石が訪れていた宿との
縁から草枕の那美のモデルと
なった女将・前田卓(つな)
さんのカッコよさに漱石との
融合、
人との出会いが作品になる、
幸運にもホドがあるってもんで。


数年前にテストにUPしたのが
これ・・・劣化しているのか
低い音量だと明瞭さに欠けますね、
遊びに録り直そうかな、



rashomon さわりだけテスト。



弥生三月、きょうは久しぶりに
天王寺に出て「BLUE GIANT」
を観る予定だったけど、
逆な方向に用が出来て後日と
なりました。
原作は全巻所持していて、
取り上げられる曲も全て音源で
持っているし、
ストーリーは初期の五木寛之が
確立したものをモチーフにの
運びです。


4ヵ月に一巻が出版されるペース
で、二月に新刊が出たばかり。



日本ではJAZZのリスナーにヘンコ
なオヤジが点在しているけれど、
これらの世代も、いずれ彼の世逝き。
クラシック界みたいに亡くなった
ミュージシャンを奉りながら、
新しい世代が、どのようなJAZZ界
を描いてゆくんだろう・・・
ミュージシャン側から描いた物語、
成長物語は先行きが読めても楽しい。


現実は挫折してJAZZで食って行く
なんて、ほんの一握りなんです。
ミュージシャンのアルバム、超一流
でさえ、二千枚売れたら大ヒットと
なる業界ですから大変です。
綾戸智恵なんて驚きの現象もあった
けど(売れない時代から知ってますが)



お洒落~っ、て部分を除いて音楽と
して大きな業界を築いて欲しいもの
ですが・・・
きょう、ぶらついた通りに京阪野江
駅近くに、JAZZ&coffee 紫苑
なんて店が定休日なのか閉まってた。
どんなお店なんだろな。


JAZZを用いた邦画では角川映画の
「キャバレー」も面白いです。

『キャバレー』(1986)劇場予告編


グダグダとムダに長くなるな・・・
ごめんなさい。

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