あれ? 沢木さんだ!!

昨夜、静けさ消しに点けている
TVから沢木耕太郎が出て来て、
好きな作家だけに驚いた。



クローズアップ現代で桑子さんが
インタビューしていた。
先日書いた、沢木さんの最近作
「天路の旅人」に、ついてが主で、
主人公の生き方と身辺を絡めていた。
滅多にTVで見掛ける方では無いので
正に驚いた。
古希半ばの年代にして若々しく
瑞々しいのは彼の柔軟な感性から
来るものかと感じている。


取材したものの、その時点で満足
出来なければ放置する。
沢木さん独特の、
人を描写するには
そういう「時」を必要とする構え
が大事とするのは学ばせてくれる。



意外な出演にネットでも騒がせて
いて、中には内容より彼の文体が
どーのとか指摘するのが居るが、
沢木さんが何を表現しようとして
いるか?
に関心を持って欲しいと思う。
文体が文法通りに倣っていたら
誰が書いても同じになるではないか。
表ズラを整えて優等生のような文体
を書く、その感性が取り上げる内容
なんて四角四面の文部省推薦レベル
で面白味を感じないのでは無いか。


途中で放置した中には沢木さんが
歌手の藤圭子にインタビューを重ね
出版する予定だったものが、彼女が
沢木さんに惚れてしまって実らずに
米国に渡る事で、頓挫してしまった
流れがある。
それから数十年後に世間を騒がせた
彼女の自殺が起こり、追悼の意味で
出版されたのが、これ・・・


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