かわってゆく、

この住まいで存在を知ったのは
子供会の幹事を経験した頃で、
着飾れば女優のような方だった。
あれから数年を経たのだろう、
ひとの思いなど我関せずと時の
流れは淡々と過ぎてゆく。


(大阪京橋ライヴハウス・ベロニカ)

店内は鏡が多く慣れないと段差
に戸惑います。
JAZZ系のときは行ってたけど
長く御無沙汰・・・


きょう、大阪京橋方面での私用
を済ませ帰宅し玄関に向かうと、
管理人室の前で戸惑った様子で
其の方が居た。
私との距離が近づく頃に何やら
話しかけられそうになったとき
背後から管理人が肩に手を置き、


「大丈夫、もうすぐ旦那さんが
帰って来るから安心して部屋に
戻って・・・」
と、事情を理解しているように
手慣れた感じで言う。
きょうが初めてのことでは無い
ようだ。


郵便ポストに投函された広告類
を手にして此のようなのが入っ
ていて事情が分からない、
自分宅のポストを開いている間、
そんな会話が二人に行き交って
いた。
軽い認知症というのだろうか?


先日は訪ねて来た友人が様子が
違うとドアを叩くと、助けてと
差し出された手を見て驚いて、
救急車を呼ぶと脳出血で倒れて
いたなんてこともあった、
未だ退院して来た様子が無い。
社会の現実が身近なものに近づ
いて来ている。


みんな元気だったのは、
30代だもんな・・・
その記憶が、ひとつひとつと
ひび割れて来ている。



ビリー・ジョエル ピアノマン和訳付き

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